ぞうさんペーパー日記 

株式会社ミチコーポレーション植田紘栄志のBLOG

アドベンチャー

冬季ビバーク訓練の結果

 「冬季ビバーク訓練にこれから行って来るから」というような事を前回は鼻息荒系でお知らせいたしました。
「その後どうなった?」というお問い合わせが複数あったにもかかわらず、知らんぷりをしておりましたが、実は複数の困難な状況に遭遇し、結果的にビバーク途中で無念の帰宅という結末になりました。以下の理由からです。

. 防寒準備をほとんどしなかった為、凍てつく芸北の山中で心身ともに相当に冷えて、家に帰りたいという気持ちに負けた。持参したのはペラペラの寝袋のみでした。窓もドアも全て凍ってしまい、鼻の穴も凍ってしまいました。モビリオが雪と氷に埋まって帰れなくなるのではないかと恐怖を感じました。

. モビリオがほとんどビバーク仕様になっておらず、窓もまったく外から丸見えで、なんだか恐怖が襲ってきて、家に帰りたいという気持ちに負けた。窓から外を見ていると、あらゆる物が化け物に見えてきます。

. 日清カップラーメンシーフードを焚き火で沸かした湯で食する計画でしたが、吹雪で火をおこすどころではなく、火との格闘の末、最終的に空腹感が襲ってきて、家に帰って餅を食べたいという気持ちに負けた。とにかく暖かいものが食べたくなり、エンジンをかけて家路へと向かってしまいました。

以上のリスクに対する準備が手薄であったことは認めざるおえません。次回のビバーク時期は未定ですが、冬季ビバークほど過酷ではないと思います。ただ、熊と遭遇した時、こちらを襲ってくる可能性がありますので、その対策は怠らないほうがいいだろうと考えます。サバイバルマスターの北村さんも製作しているエグゾースト キャノン砲をモビリオに装備するのも一手かと思っております。

以上です。チェリオ

HOONさん帰国&夜間ビバーク

 韓国から家族で来ていたHOONさん家族と一緒に午前中は餅つきをしました。地元の芸北の人達のご協力で、普通のお餅、豆もち、よもぎ餅、雛アラレをつくる体験をしてもらいました。ぜんざいもご馳走してくれて、HOONさんも喜んでくれました。

午後には広島駅にHOONさん家族をお見送りして、今オフィスに到着しました。
HOONさん家族が帰った後は何となくとても寂しい気持ちになりました。ぜひまた来てほしいです。
気を取り直して、午後はオフィスで溜まったコレポン処理など雑務をこなします。

さて、今夜25時より
予定通りサバイバル訓練として、豪雪山岳地帯夜間ビバークを決行します。
過酷な環境でのサバイバル力維持の為と、当社製作のインディジャケットの緊急時での着心地チェックの為のビバーク訓練です。

今夜の夜間ビバークはHONDAモビリオの中です。
標高約700mの山中を朝まで予定しています。ビバーク中の気温は氷点下ですが、真冬の夜間ビバークの一番の強敵は、実は寒さではなく恐怖感です。町の明かりや道路の電灯などがまったくない真っ暗闇の山中を一人で過ごします。

真っ黒の視界の中で、ビュービューと強風が車体を揺らします。ビバーク中に野生動物との遭遇の可能性はありますが、周辺に人間は絶対にいないはずです。お化けがでそうですが....

ついでに購入したけど読まずに溜まっていた本を読んだり、いろいろとアイデアの整理などもする予定です。
それでは

スリランカ出張恒例のアドベンチャーシリーズ1 おケツにヒルが!

 場所は、とある理由のために今は発表できないが、コロンボから約5時間のジャングルへやってきた。

途中からクルマでは行けないので、徒歩にてケモノ道を歩いていく。
運悪く大雨が降り始め、ずぶぬれになったが、バナナの葉などでなんとか前に進んでいった。

歩き始めてからやく2時間ほどして、デザイナーの伊藤さんが大騒ぎし始めた。
足に違和感を感じたといって、ズボンをめくってチェックしてみると10匹ほどのヒルが伊藤さんの足の血を吸っていた。

恐怖と戦いながらも急いでヒルを取り除き歩きはじめるが、次から次へとヒルがくっついてくる。

僕もたくさんのヒルに血をすわれたが、伊藤さんはとくに多く、おケツにも3箇所吸われ、血が止まらなくて困った。

ジャングルのハーブなどで応急措置をしたが、本来自然大好きの自然派デザイナーの伊藤さんも、ヒルにはマイッタようだ。

びしょぬれになりながら洞穴に到着。
資料を採取したり、休憩したりしたあと、すぐにまた出発した。

ちなみにケモノ道の案内人は小さな子供で、彼のスピードについていくのが大変だった。一眼レフのデジカメを携帯している伊藤さんは特に大変そうだった。

その後も、何度か休憩しながらゆっくりと前へ進む。
途中、ブルーサファイヤやルビーの発掘現場に遭遇し、見学させてもらった。

宝石採掘は、ひとやまあてると大金持ちになる、夢のあるビジネスだが、コツコツと気の遠くなる単純作業がつづくようだ。

最終的に、目的地に到着したのは夕方頃だった。
ここではお知らせできないので、すごく残念だが、ある珍しい自然のものを味見した。はやく商品化したいが、まだ時間がかかりそうだ。

その他、マンゴスチンやランブータン、ドリアンなどたくさんのフルーツをたっぷり食べた。

僕は野生のマンゴーを食べると口の周りがかぶれるので、いつもマンゴーだけは我慢して食べないが、今日のはみんなが絶品だというので食べてみた。

すばらしい香りと感動的な味わいに、ついついオカワリしてしまい、予想どおり口の周りがかぶれてしまった。

夜はキャンディ市のホテルに宿泊。
ちなみにキャンディ市は、昔オフィスと工場があった町で知り合いがたくさんいる第2のふるさとみたいな場所だ。

洞穴で雨宿り
ほらあな






マイナスイオンたっぷりの滝
滝







そこら中でみかけるジャックフルーツ
ジャック







宝石採掘現場。サファイヤなどが出てくるらしい
宝石ほり






友達の巨大いもむし
いもむし





途中で休ませてもらった現地の人の自宅キッチン
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協力者たちと記念撮影
みんな




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ジャングルでの記念撮影

 シンハラージャ森林保護区でのスナップ
当社のクリエイティブディレクター石井さんと、現地関係者&家族の記念写真。

石井さんはこの日、ヒルに吸われて大変な目にあったのだった。
ご苦労様でした。
石井さんシンハラージャ

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義弟家族が遊びに来てくれた&酒を集めるオラウータン

 今日は弟夫婦が遊びにきてくれた。
弟といっても僕より年上で、カミサンの弟、つまり義弟だ。

僕の娘と同い年のシンちゃんという3歳の男の子がいて、子供達みんなで楽しそうだ。

僕は夕方までオフィスで、出張中のメールなどの整理をしていたが、夕飯をいっしょに食べた。

義弟夫婦は二人そろってNEC社に勤務で、もともと福岡に勤めていたのだが、転勤で現在は関東で頑張っている。

福岡に立派な家を建てたのに、大企業なので支社がたくさんあるせいか、これまでも数回の転勤があったそうで大変だが、やりがいのある仕事のようだ。


さて、映像は前回紹介したココナッツの木の上で、自然にできる酒「トディ」の採取風景。

ココナッツの木はとても高いが、木から木へとロープで綱渡りし、仕込んである壷に溜まったトディを採取してまわる職人の映像だ。

最近はこれが出来る人が減り、インドから来てもらっている村もあるらしい。
写真はトディが溜まった壷
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帰国&不思議な椰子の木の酒

 約9時間のフライト後、無事に成田空港へ到着。
駐車しておいた車で帰宅。

日焼けで体が痛い。
夜に家族で外食した。
やはり日本はいいな。
けっこう寒い日。

10日ぶりに日本食を食べて、10日ぶりに暖かい風呂に入った。
明日から頑張ろう。

映像は、椰子の木で自然にできるお酒を飲む僕。
トディといい、椰子の木に仕込んでおくと自然にできる酒だ。

ほっとくとすぐに酢になる。
アルコール5%くらいで、栄養があり体にもいいが、スリランカのジャングルに酔っ払いが多いのは、この酒のせいだ。


今日はポーヤデイ。世界遺産の大ジャングル、シンハラージャへ。

 今日はポーヤデイといって、スリランカの祝日だ。
満月の日はスリランカはお休みになる。素晴らしい国だ。

だが、僕は仕事をしている。出張だからあたりまえだが。
シンハラージャ森林保護区へ行ってきた。

ここは世界遺産に登録されている世界的に有名なジャングルだ。世界の冒険家や研究者が集まる場所だ。

ここにしか生息しない動物が80種類以上おり、植物もここでしか見られない種が数多くある。

ここで、僕は椰子系の特別な木の蜜を利用した食べ物を商品化しようと1年以上前から取り組んでいる。

今日は、同行しているスタイリストの石井さんと、パッケージに使う写真撮りや、材料のチェックにこのジャングルへやってきた。

現地に向かう途中、僕らのクルマでは無理だと判明したため、4DWのトラックの荷台にのって、現地に向かった。

途中、トラックでも行けないので、徒歩にて進行していった。ジャングルを歩くと必ずヒルに血を吸われる。ヒルは元気がよく、靴下の上からでも入ってくる。僕は毎度のことだが、石井さんはなれていないのでシャウトしていた。


さて、この食べ物だが、紅茶と一緒に食べると美味しいデザートだ。先日発売開始した、「動物園のオーガニック紅茶」と一緒に販売したいと思っている。時期が来たら詳細やパッケージなど紹介したいと思っている。

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ニガンボの村を訪問。

 日曜日で工場も取引先も休みなので、ニガンボの漁民の村を訪ねた。
マングローブに囲まれたラグーンをボートに乗って通り過ぎ、素朴な村へ。

日に焼けて体がヒリヒリしたが、気晴らしになった。
漁村の民家で食事をごちそうになったが、とても美味しいカレーだった。

ラグーンも環境破壊が進んでおり、村人達もマングローブの植林などの活動をしているうようだ。

ボートでラグーンから海へと出て、沈没船を見物した。
大きな貨物船だったようだが、沈没当初は巨大な船体も、たくさんの人が分解して勝手に持って帰ってしまったりなどして、今では大きな鉄の塊になってしまっている。

写真は沈没船の残骸。
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ぞうさんの足型をゲット

187f12f6.jpg ぞうさんの足型をゲット。
実はけっこう危険なアクション。

●漁師の村で海釣り

 出張中に、ニガンボという漁師の町へ行き、ボートに乗って海釣りをしてきた。
大物を狙っていたのだが、小さい魚ばかり釣れた。

すぐに漁師のファミリーの家でフィッシュカレーにしてもらい食べた。やはりフレッシュで美味い。

「ミニ映像」
波が高く、ボートが上下に揺れる。








ポイントを見つけて釣り糸をたらす。








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●アドベンチャー終了 帰り道に旨いキングココナッツ飲んだ。

39abb21a.JPG 帰り道に旨いキングココナッツを飲んだ。僕は普通のココナッツよりキングココナッツのほうが旨いと思う。体にすごくいいらしい。二日酔いにもいい。

アドベンチャーもおしまいだが、少々短すぎた感がする。もうすこし本格的な探険プランを次回は立ててから行こうと思う。でもまあ無事に終わってよかった。

明日はまたケーゴール工場やいろいろ雑務で忙しい。あさってから3日間インド出張なので準備もある。
夜は韓国料理レストランでビーフを食らう予定。

写真はキングココナッツを飲む小生
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●コロンボへ戻る

8cecf6fb.JPG ジャングルからコロンボへ戻る時間になった。
車のラジエーターに水を入れたりしている間、案内人の家の自転車で村を探索。暑いのですぐに戻ってきた。

案内人家族の家を出るとき、車が見えなくなるまで家族がずっと手をふっていたのが印象的。とても素朴な人たちだ。

写真は借りた自転車にのる小生
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●ハーブティを飲みながら探険で採取してきたハーブをチェック

269f927b.jpg 本当は数日陰干ししたあとに飲んだほうがいいらしい。色もきれいなワインレッドになるらしいが、すぐ取ってきたあとなのでしょうがない。でも僕は旨いと思った。

自分たちで苦労して持ってきたハーブだから格別美味しかった。
写真はそのハーブ。幻のハーブは写真にはない。
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●現地の素朴なボードゲーム

106f4a7f.jpg サンプル用に採取してきたハーブで、さっそくピエルさんがハーブティを作り始めた。ピエルさんが作っている間、現地の素朴なボードゲームをした。ビリヤードとおはじきをあわせたような簡単なゲーム。

みんなクールにプレイしている。
写真はそのゲームをする面々
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●傷だらけの顔にハーブを塗付ける

c776aed9.jpg 探険が終わってから、案内人の知り合いの家で一休みした。鏡をみて驚いたが、ジャングルの移動中にシャープな草で顔が傷だらけになっていた。
ピエルさんがすぐにハーブをこね回して僕の顔に塗付けた。
ハーブはすごい。
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●帰り道にヒルだらけの沼に遭遇。

02f59713.jpg 帰り道に沼に遭遇。沼にはヒルがいっぱいいる。実は僕はヒルが大嫌い。すごく緊張しながら沼を通り越した。落ちたらヒルが体中にへばりついて血を吸うだろう。

写真はその沼
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●ハーブいろいろみつかった。

2f8689da.jpg 幻のハーブ発見がメインテーマだったが、結局はけっこう珍しいハーブを発見した。ほとんどは現時点では発表できないが、ワインが出来上がったら発表します。来週の月曜日か最終日の金曜日に1回目のテイスティング会を予定している。すごく珍しいアーユルベーダのアペタイザーワインを製造予定。

写真は野生のアロエべラ
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●ついにジャングルで。がまんできないから。

8fc59949.jpg 腹が痛いがジャングルにはトイレがない。ジャングルでも腹が痛ければ当然する。僕もした。みんな見ていたし写真も撮られた。
写真がそれ。
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●また野生の象と遭遇

8501f2ca.jpg 野生の象と遭遇
近づくと危険。

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●偶然ジャングルのマリファナ畑に遭遇

aba0459b.JPG そういえば、ジャングル探険の途中でマリファナの秘密農園に遭遇した。
ジャングルの中なので普通の人はまず見つけられない場所だ。道案内は当然知っていたらしく、ニヤリと笑っていた。

畑はちょうど野球場くらいで、よく育っていた。このくらいの量でいくらくらいで売れるのか聞いたら、やく一千万円くらいとのこと。オスとメスが50%づつで、メスしか売れない。

写真はマリファナ畑で記念撮影する僕
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植田紘栄志


植田紘栄志(うえだひさし)
株式会社ミチコーポレーション
代表取締役社長
ぞうさん出版
出版プロデューサー
芸北ぞうさんカフェ
オーナー
第一ぞうさん丸・船長

ゾウのウンチをリサイクルした紙「ぞうさんペーパー」などを、スリランカで作っています。全国の動物園などで好評販売中。

そのほかにも、いろいろファンキーな商品の開発、海外出張レポート、会社経営についてなど、自分ではマメに書いてると思います。

2011年から本社を広島に移転し、北広島町の田舎町で田舎暮らしを家族と共にしてます。

※このブログは、ビジネスブログや社長ブログというより、個人的な位置づけのブログです。あしからず。

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著書
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冒険起業家 ゾウのウンチが世界を変える。(ぞうさん出版)
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