ジャッキー・チェンの「ファースト・ミッション」という映画は、僕のジャッキー映画の中でもベスト5に入る作品ダス。
この映画のエンディングソングの「TOKYO SATURDAY NIGHT 」はジャッキーが自ら歌っているが、日本語の歌で、しかも演歌だ。

この歌が好きなので、よく車の中やオフィスで聴いている。
映画のストーリーは、知的障害をもつ兄貴(デブゴン)の面倒をみる弟で刑事のジャッキーが、船乗りになる夢を実現したいが兄貴(デブゴン)のこともあり、葛藤しながらも親友達に支えてもらいながら粘り強く夢を実現させようと頑張っている中で、兄貴(デブゴン)が問題ばかり起こして、最終的には大問題に巻き込まれてしまい、たくさんの支えてもらっている友人達に迷惑をかける話だ。

僕のと同じ障害なので、とても印象に残っている。初めて劇場で見たのが中学の頃に姉がバイトの給料で名古屋の映画館に連れて行ってくれた時に観た映画だ。

その後僕は大人になって、仕事がない弟に3回西東京市で修行させたが、いずれも途中でバックレられた。母が心配して弟に秘密裏にお金を渡すので、僕が怒った日の夜などに、アマッタレの弟はその金で夜行列車に乗って逃げ帰ってしまうのだ。

弟の障害は軽度なので見た目は普通だから、一般的にみるとちょっと危ない奴に見える。たとえば、4人いて5個の饅頭があるとき、最後に1個残った饅頭を、通常なら皆がモジモジしながら譲りあうのが普通だが、弟は躊躇なく口に放り込んだりしてKYな行動は日常のシーンだ。

へんなこだわりがひどくて近所の奥様と大喧嘩をしたり、不良少年達のたまり場では、彼らに対して要らない事を発してボコボコにされたりなど、トラブル例は枚挙に暇がない。

そんな感じなので今にいたるまで常にイジメぬかれてきたために自閉症も併発し、ドモリや顔面チカチカも出てきている。

先日はデパートにひとりで散歩に行ったときに、ジーンズショップの店員に騙されてビンテージのジーパンなるものを売りつけられ、全財産の14万円を取られて帰ってきた。僕がチェックしたら、それはビンテージのパンツではなく、ただの古着のダサいジーパンで丈も短くゴミと同じ価値のものだったが、すでにレシートも失くしており後の祭りだった。

長男坊の僕は将来弟の面倒みていくつもりだが、この映画の中で主人公のジャッキーチェンは、最終的に兄貴のデブゴンに人生をぶち壊されており、脳裏に浮かぶ様々なイメージを自分の未来と重ねてしまい何かが胸に去来することもあるが、ジャッキーチェン映画の中では僕のベスト5に入る傑作映画だと思うのだ。

たしか今のところはDVD化されてはいないと思うが、VHSは運がよければ借りれるレンタル屋もあるだろうと思う。
アクションも最高で、笑えて泣けて、まったくこんな面白い娯楽映画はめったにないズラ。




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